「真夜中のラブコール...?」

私がはじめて一人暮らしをした時に住んだアパートは、電話とインターフォンが
一緒になっていて、電話は部屋についているものだったので、
よく私が入居する前に住んでいた人の友達から電話がありました。
(郵便受けに残されていた名前からわかったのですが)

「シホさんていう方、もう引っ越されましたよ。」と教えてあげると
1人とっても礼儀正しい人がいて
「ご迷惑おかけしました。友達にも伝えておきますね。」と言ってくれ、
それ以来そのシホさんという人への電話はなくなりました。

が、その一週間後くらいの夜中2時とか3時とか、私がちょうど
熟睡している時間に電話が鳴り、眠い目をこすりながら「もしもし?」と出ると、
とっても渋〜い声で「シホ?オレ。」と...。
眠かった私は一瞬何が起こっているのかわからず「え?」と聴き返すと、
またまたカッコつけた声で「今、何してたの?」と
私が最愛の人であると勘違いしている様子。

寝ぼけていた私も、そのままヒロインになりきってしまいそうになりましたが、
だんだん目が覚めてきた私は冷静に「寝てましたけど?」って答えたら
さすがにむこうもナニカ変ダゾ?と気づいてくれたようで、かなり焦ってました。

それにしても、シホさんて人は友達にも彼氏(らしき人)にも
何もいわずに引っ越して、どこへ行ってしまったんでしょうね。



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