1月17日 - 震災から10年 -
今日は何故か目覚ましの30分ほど前に目が覚めてしまい、眠れなくなりました。
携帯で確認した時間は5:48。
いつものように電車に遅れそうになってダッシュしながら気づいたら、
そういえば携帯の時計は2分ほど進めてあるんです。
なんだか不思議...この時間に目が覚めるなんて。
あの頃は毎日5時半ごろ起きてたのですが、
10年前の今日はセンター試験の自己採点も一段落して
「今日はお休み」って思って寝坊してました。
仕事に出かける母に「関西で大きな地震があったみたい。
○○(←お兄ちゃん)と連絡がとれないから、電話してみて。」
と起こされ、テレビでニュースを見ながら次第に被害の大きさが
わかってくる中、京都のお兄ちゃんには何度電話をかけてもつながらず、
大丈夫だろうとは思いつつ、夜お兄ちゃんから電話がくるまでは
やっぱり不安でした。
他に関西には近い親類もいなかったので、
とりあえずほっとした後、親の都合で1年間海外にいた時に
言葉が通じない学校でいつも助けてくれたRちゃんの安否が気になり...。
ほとんど手紙のやりとりも途絶えていたんですけどね。
神戸にはまったく縁がなかったので、垂水区がどこなのかも
よく分からないままニュースで「垂水区」が出てくるたびに
食いついてました。
離れた場所で起こったことに、できることといえば
ただ心配することのみ。
受験勉強しながら、BayFMが神戸のKissFMとつないで
震災の情報を流していたのに聞き入る毎日でした。
彼女が無事に大阪の親戚のところに避難してることを知ったのは、
お互いに細々と文通を続けていた
海外の友達を介してでした。
5年前にゼミ合宿&先輩の調査で初めて神戸を訪れたものの、
あの時には復興住宅をはじめ建築見学ばっかりだったので
今思うとやっぱり全然ピンときてなかった。
今だって、神戸のこと何も知らないけど。
被災された地域の方々のこと、なにも分からないけど。
大学の講義で何度となく見せられた写真、聞いた話も
専門的な話だからある意味ドライだったし。
でも去年、個人的に神戸に行くことができたことで
初めてニュースで何度となく見た場所が
「あそこなんだ」っていう実感があるんですよね。
ここ数年で神戸に対する愛着も生まれたし、
実際に歩いてきたことで、今までに見た影像が
自分の中でやっと人間のスケールで感じられるようになった感じです。
なんか、うまく表現できないですけど...。
私なんかには何も言えないのだろうけど。
震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。